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吐き気の原因は食中毒?ノロウイルスとO-157とは

吐き気の原因が何か分からないと不安になりますが、食中毒かどうかは自分と同じ症状の人がいないか調べることである程度判断できます。
もし、同じ症状の人がいるのであれば、一緒に食べた食事に食中毒菌やウイルスが混入していた可能性があります。
食中毒の種類は、腹痛、吐き気、下痢といった症状や食事を食べてからの潜伏期間によって絞り込むことができます。
しかし、ノロウイルス等は二次感染が原因の可能性もあるため、食材で絞り込むことが難しい場合があります。

ここではノロウイルスとO-157に焦点を当てて解説します。
ノロウイルスは、特に冬に流行する病気で二次感染以外の食中毒では、大きく分けて3つの感染経路があります。

まずは、食品を調理する人が感染しており、その人を介して食品にウイルスが移り、その食品を食べて発症する場合があります。
この例が近年増加傾向にあります。
また、汚染されていた牡蠣などの二枚貝を生や十分加熱しないまま食べてしまった場合があります。
二枚貝は海水内のウイルスをプランクトンと同様に体内で濃縮されてしまうため、汚染されてしまいます。
他にもノロウイルスに汚染された井戸水などを摂取することで感染してしまいます。

O-157は、正式には腸管出血性大腸菌O-157と言います。
大腸菌はほとんどのものは無害ですが、O-157のように人に下痢や腸管出血等を引き起こすものを病原性大腸菌と言います。
ノロウイルスと違い、O-157による食中毒が発生しやすいのは夏場から秋にかけてです。
気温の高いこの季節は、食中毒菌が増えるのに適した時期だからです。

人の体力低下や食品の衛生管理が十分でないときに発生します。
O-157による食中毒の原因食材は、井戸水、肉類、かいわれ大根、キャベツ、メロン、白菜漬け、シーフードソース、ポテトサラダ等、多岐にわたります。
このように様々な食品から発見されているため、食品の洗浄や十分な加熱等の対策が重要になってきます。

最悪の場合死に至るケースもある

ノロウイルスは、健康な人は軽症で済みますが、抵抗力の弱い幼児やお年寄りは重症化したり、吐物がのどに詰まったりして最悪の場合死に至る可能性があります。
ノロウイルスの治療法やワクチンはないため、輸液等の対処療法しかありません。
吐き気止め、下痢止め等はウイルスが体外に出るのを抑えてしまうので、使用は控えるべきです。

一方で腸管出血性大腸菌O-157は毒力の強いベロ毒素を出すため、症状が重篤になりやすい傾向にあります。
ベロ毒素が体内で様々な障害を引き起こすことにより、溶血性尿毒症症候群(HUS)といった重篤な症状を引き起こします。
だいたいの患者は自然に治癒しますが、最悪の場合、死亡したり重症の合併症をきたします。
腸管出血性大腸菌O-157の感染し、下痢や発熱出現後の4~10日後に発症することが多いです。
下痢が治ったのに、腹痛や元気がない、尿量が少ない、けいれん、血尿等の症状が出た場合は注意しなければなりません。
特にお年寄りや幼児が発症する恐れがあるので注意が必要です。

万が一の場合死亡する可能性があります。
予防策としては、食品の取り扱いが重要になってきます。
万が一汚染していても十分な加熱によって防ぐことができます。
吐き気や下痢、嘔吐の症状が出た場合は、一刻も早く病院に行き、治療を受けることが重要になってきます。
自分なりの判断で、吐き気止めや下痢止めを使用すると、治るのが遅れるだけでなく、重篤な症状に繋がってきます。

ノロウイルスやO-157にならないためにも日頃から食品の取り扱いには十分に注意しましょう。
食中毒予防の鍵は、「つけない、増やさない、殺菌する」です。
食品を取り扱っている人は、特に注意しましょう。