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胃痛と吐き気が出たらインフルエンザを疑おう

インフルエンザといえば咳、鼻水、高熱、関節の痛みといった症状をイメージしますが、他にもいろいろな症状があります。
胃痛や吐き気などの症状も発生するケースがあります。
これらは胃腸障害やノロウイルスなどと疑ってしまうことが多く、見過ごされ、周囲にインフルエンザを感染させることもあります。

インフルエンザにはいろいろな型があります。
通常、高熱や関節の痛みを発症し症状が重く感染力が強いものがA型です。
それ以外にB型、C型のものがあります。
全身症状があらわれず、症状が比較的軽く感染力が弱いので周囲に感染が広がりにくいものがインフルエンザB型です。

しかし全身症状の代わりに胃腸に症状があらわれます。
胃痛や吐き気などを発生します。
他の胃腸障害やノロウイルスと違う所は、これらの胃腸障害以外に高熱や関節の痛みといったインフルエンザ特有の症状が一緒に現れるところです。
これらの症状が起こった場合はインフルエンザを疑う必要があります。

インフルエンザB型のウイルスは胃腸で増殖します。
そのため胃腸障害である胃痛や吐き気が起こります。
これらの症状が発症したらできるだけ早く医療機関で受診する必要があります。
病院ではインフルエンザかどうかの検査をし、陽性ならばA型などのインフルエンザに効果があるリレンザやタミフルが処方されます。

そして自宅では安静に過ごします。
無理に食事を摂らずに、スポーツドリンクなどのミネラルを含んだものを飲んで、しばらくは胃を休めるようにします。
水分も摂れないくらい胃痛や吐き気などの症状が重い場合は点滴などの処置が必要です。
B型は比較的感染力が弱いタイプですが、家族などの周りに感染が広がらないような措置も大切です。

気をつけないといけないことは、吐き気などを催した吐瀉物や唾液にウイルスが含まれていることです。
吐瀉物に直接触れないように手袋やマスクをして処理を行います。
また感染者が触ったものは、こまめに消毒液や漂白剤を薄めたもので拭くことが大事です。

予防接種をしていてもかかることもある

インフルエンザは通常冬の寒い時期に流行します。
しかしB型は冬が過ぎて3月~5月ごろにも流行することがあります。
潜伏期間はどのタイプも1~2日と同じですが、初期症状は違います。
B型は急激に高熱などが現れるA型とは違い、軽い微熱と胃腸の不調から始まります。
どのタイプもタミフル、リレンザが効果があります。

しかし最近はこれらが効きにくい新型のものも現れています。
この新型タイプのものは潜伏期間、症状は通常のインフルエンザと同じですが、予防接種の効果がなく対症療法のみの治療しかできないので、身体の抵抗力が弱い子供や高齢者は注意が必要です。

B型インフルエンザの予防は予防接種です。
流行が予想される冬場に入るひと月前くらいに接種すると効果があります。
しかし予防接種をしても感染しないことはありません。
2度予防接種をすることで90%の予防効果があると言われていますが接種はあくまでも備えです。

予防接種を行った場合は感染しても症状が軽く治癒するので接種は必ず実施し、流行時期には人込みを避けたり、マスクの着用、手洗いうがいを習慣にすることが大切です。
また睡眠時間をしっかりとって規則正しい生活を送ることも大切です。
水分補給をしっかり行い、からだの予防もしっかり行います。
部屋の中は、ウイルスが活発に活動しないように加湿器などを活用して、適度な温度を保ちます。
そして栄養のバランスのとれた食事を摂り、身体の免疫力を高めておきます。

このようにインフルエンザでも胃痛や吐き気などの症状を起こす場合があります。
ただの胃腸の不調と決めつけず、周囲に流行の情報があったり、他の微熱などの症状を感じた時は早めに医療機関を受診することが周りへの感染を防ぎます。